突然変異(短編SF小説)3月22日

釋一心のひとこと

2月中旬にアメリカの友人からSNSでテキストが送られてきました。『3回目のコロナワクチンを接種したよ!』と。

そして3月のあたまに『インフルエンザワクチンも念のため接種してきたで!』とのSNSが。

『そんなにいろんなワクチンをブチこんでいたら、身体がおかしくなるんちゃいますか? ウイルス🦠ですら、変異してるんやから、人間の身体も突然変異するかも!』と、わたしは彼に冗談まじりで伝えました。

彼は『大丈夫!大丈夫!別条あらしまへん!俺の身体はそんなにヤワイもんちゃうで!』『まあ、もし突然変異したとしても、背中に天使のような翼が生えたら、空飛べて楽しいやんか!人間も自力て空とべる時代に!これこそが究極の進化やで!』

私は笑いながら彼のテキストを読み終え、『確かに翼が生えてきたら、鳥のように大空を自由に羽ばたけて、人類は夢のような世界で生きていくことになるんだろうなぁ〜!』と。

一週間後、彼から『なんかね、背中がムズムズするねん!痒いねん!』『肩甲骨の間で、なんか小さなコブのようなものが。残念ながら手が届かへんねん!』というテキストでした。

『もしかして天使の翼生えてきたん?』って聞くと、『それやったら、え〜ねんけど!😆』と!

そして翌日、彼から写真付きのSMSが送られてきました。『羽化したで!』と!

その写真には、背中に天使の翼のような大きなものではなく、ハエ🪰が持っているようなチイコイ羽が、ピロピロ〜ンと…

大空なんて飛べません…

みなさま、背中に何かしらコブやシコリらしきものはございませんか? 過剰なワクチン接種にはくれぐれもお気をつけくださいませ。合掌 南無阿弥陀佛

⚠️この物語はフィクションでございます。(念のため)

天使の翼