法名 院号 (後編)9月1日

釋一心のひとこと

「釋」と「釈」はどちらも「しゃく」と読みます。 「釋」は常用漢字で、略した書き方(新字体)が「釈」となります。そのため、一般的にどちらを用いても良いとされていますが、浄土真宗の本山の「帰敬式(おかみそり)」で授かる法名(ほうみょう)には「釋」が用いられます。

釋(釈)は、お釈迦様(釈尊)の釋。転じて仏弟子となり、仏門にはいりましたという意味になります。

法名の前に「院号」を付ける場合もあります。院号は元来は邸宅や寺院に関係しており、天皇が退位したときに住んでいた邸宅を「◯◯院」と呼んでいました。院号は、天皇のみが使っていましたが、時代の変化とともに公家や将軍なども使用していた歴史があります。現在では、社会に貢献した人や社会的地位の高い人、信仰心の厚い人や寺院への多額の寄付を行った人に与えているものです。

例…松下幸之助…「光雲院釋眞幸」・池波正太郎…華文院釋正業

是非、命のある間にご本山に帰敬式をうけにいかれてください。命のある間に仏門に入ってくださいませ。南無阿弥陀佛 合掌

追伸、私の法名は『釋一心』。得度式にさきだって、自分で法名を考え、住職を通してご本山に申請するのですが…

第一希望は、『釋二休』一休さんの二倍休めるという意味合い。却下😢

第二希望は、『釋三休』皆様に感謝の意を込めて(thank you)却下😢

で、正信念仏偈の『為度群生彰一心』より一心を抜粋、住職より許可されました😅

そして、本願寺で得度式に臨み、門主さまより帰敬式をうけ、晴れて法名『釋一心』を授かりました。😆