因果応報 1月17日

釋一心のひとこと


因果応報とは

仏教では『因果応報(いんがおうほう)』とは、ある行いをした原因『因』によって、それに応じた結果『果』が生じることを意味します。『因と果の間に縁が加わることによって、さまざまな違う結果があらわれるのですよ』っというのが、本来の意味あいです。

現在では、良い行いか悪い行いかによってそれぞれにふさわしい報いを受けることとしてよく使われます。「善因は善果を導く」「悪因は苦果を導く」といったことはもちろん、ご先祖さまが悪いことをして時空を超えて、子や孫に祟りをもたらすといった考え方。悪い結果をもたらす。『過去に行ったこと、もしくは前生の因が現生の結果となっているというのが、因果応報の考え方になっているみたいです。

因みに現在では因果応報とは、悪行が悪い結果を生むことを意味し、すなわち悪事を働いたら、自分の身に返ってくる。と云う戒めのためによく使われています。

同じような悪い結果を導く言葉に、『悪因悪果』『自業自得』『身から出た錆』『自分で蒔いた種』『悪事身に返る』などがあります。『上をむいて空に向かって唾を吐く』わかりやすい喩えでございます。

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天に向かって唾を吐いて、普通でしたら顔面にかえってきますが、もしそこで突風かふくという『縁』が加わりますと、結果がまたちがうことにもなります。

南無阿弥陀佛 合掌