名前(俗名)11月19日

釋一心のひとこと

お寺に入って驚いたことはいっぱいありましたが、昭和中期頃の過去帳をめくっておりましたら、俗名に捨雄さん、捨男さん、捨夫さん、捨子さん…..『捨』という字が目につきます。

前住職曰く、『当時めずらしくない名前だ』というのですが…

驚きました

名づけ親の願いは何なのでしょうか??? 調べてみましたら…

貧乏人の子だくさんだったから末っ子は、打ち止めの意味で、この名前が多いとか・・・・別に気にしてないと・・・

ネットで調べてみますと👇

かつて日本で一般的であった習俗に「拾い親」というものがあります。厄年、病後など「親」の悪い条件が子に影響を与えることを恐れて、産まれた子を一度捨てて関係を断ち、親戚や近所のよく子どもが育つ家、運のいい人、両親の揃った人、土地の有力者やオヤブンの家などに依頼し、すぐに拾ってもらい、酒や米を贈って子をもらい受けます。そしてその人に拾い親になってもらった時に命名を依頼し、その時「捨」「外」の名を付けることが多かったそうです。さらに拾い親はその後も交際を持続して、拾い上げた子の後見人になってもらうこともありました。

「捨男」という名前は、一度捨てる行為を名前とし、子の健やかな育成を願う親の思いがこもった名前だったのです。
こうした習俗はかなり古いもので、有名な話では、豊臣秀吉と淀殿の子である鶴松(つるまつ)が例にあげられます。捨て子は丈夫に育つということで幼名を棄丸(すてまる)としたといいます。

なるほどです。自分の名前でしたら、捨吉が良いかなぁ〜❣️ しかしながら、我が子に捨夫、捨子とはつけられないような…【浄土真宗では、呪い、占い、加地、祈祷、迷信、俗信にはとらわれません】

ちなみに 私の知人の友だちのもえちゃん(♀)は5人姉妹の末娘で、親御さんは男の子がほしくて、それはそれは、ご夫婦で諦めずにハッスルしてがんばったらしいのですが…..

『もぅええわ!』『もえ』が名前の由来となったそうでございます😆  合掌 南無阿弥陀仏

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