ご弔問(お悔やみ)とは 8月18日 ご参考までに

釋一心のひとこと

ご弔問に関して、興味深い記事がありましたので、ご紹介させていただきます。  尚、浄土真宗に見合った箇所を抜粋、引用しております。   『よりそうお葬式』より引用。

弔問とは故人の家を訪問して遺族にお悔やみの言葉を伝えることです。
訃報を受けた親族やごく親しい人が通夜前に故人の安置されている場所(自宅など)に駆けつけることを指すことが多いですが、通夜や葬儀に参列できずに後日、自宅を訪問することも「弔問する」と言います。

報を受けて弔問する範囲
一般的に通夜前に弔問するのは、付き合いのある親族(一親等から二親等、あるいは三親等まで)とされますが、三親等から外れていても、普段から親しくしていれば通夜前の弔問をしてもおかしくありません。
ただし遠方であったり、疎遠であったりする場合は通夜前の弔問には伺いません。
また生前故人と親しく、駆けつけられる距離の友人や知人に電話で連絡がある場合もあります。
大前提として「通夜前の弔問は控えるべきである」ことを押さえましょう。
かなり親密でなければ、通夜、葬儀への参列にします。
そのうえでご遺族が弔問してほしいと判断して連絡を受けたのならば、速やかに駆けつけます。
もし体調がすぐれないなどの事情があるときは無理に伺わず、弔問を遠慮しても構いません。ご遺族に迷惑がかからないように配慮しましょう。

弔問で注意すべき点
親族の場合はお手伝いを申し出ることが一般的です。
訃報を受けても例えば、出産間近であったり結婚式が間近といった、自身の慶事が控えている場合には弔問を遠慮してもかまいません。また弔問したとしても、慶事の話題に触れないように気をつけましょう。
子供が亡くなった場合には、子連れで弔問しないなどご遺族の気持ちを最優先に配慮して行動します。
変死や急死の場合、ご遺族の気持ちを優先して弔問を控えます。
家族で密葬など慎んで静かにおくりたい意向があったり、また同じ年頃の友人をみるとご遺族の悲しみが募る場合があります。そのため死亡の状況がわからない場合にはご遺族の気持ちを察知し優先し、弔問を控えます。
落ち着いた頃にお悔やみの手紙を送るなど、別の弔意を伝える方法を選ぶほうが良いこともあります。
慎み深く、適切な対応を考えましょう。

ご遺族から訃報連絡がなければ弔問は控える
通夜前の弔問は控えるべき、というのが原則です。
こちら側からご遺族に連絡をとり、弔問したい旨を申し出はできないこともありませんが、一般的にはマナー違反とされています。

地域によっては、近所の方が弔問に伺うところもあるようで、そのような場合にご遺族に事前確認を行います。
家族だけで故人を偲びたいといった意向や弔問客をおもてなしする心の余裕がないなど、ご遺族の気持ちや事情によって弔問の申し出を断られることもあります。
その場合はすっぱりと諦め、控えましょう。
故人が亡くなられたばかりですから、ご遺族に対して最も配慮が必要です。
ご遺族の気持ちや事情を尊重しましょう。

通夜前の弔問マナー
弔問の服装
突然の訃報を受けて駆けつける、これが弔問ですから喪服ではなく「平服」がマナーです。
地味な普段着でかまいません。
紺、茶、グレーなどの普段着でアクセサリーはつけずに、訪れましょう。男女とも結婚指輪は許容されます。
ビジネススーツでも構いません。女性はお化粧を薄くします。
喪服は通夜・お葬儀の服装です。不幸を予期していたように感じられるとされるのでマナー違反です。
香典等は持参しない。
通夜前の弔問では香典は持参しません。手土産やお供え物も不要です。
香典は通夜や葬儀へ持参しましょう。(昨今では、香典を辞退される場合があります。)
面会時に香典を持参するのは、死を予想していたようでマナー違反とされるためです。
ただし花や故人が生前好きだったお菓子などのお供え物は不要ですが、持参してもかまわないとされています。

👆の記事は、ご弔問に関する一般的な考え方です。ご遺族のご心情、お気持ちを十二分に配慮して、非礼のないようにお参りさせていただきたいものです。合掌 南無阿弥陀仏